初心者のためのNISA講座
NISAってなに?
日本の少額投資に対する非課税制度の事です。
NISAの「N」は日本の頭文字で、英国の「ISA(アイサ)」(Individual Savings Account)を手本とした日本版ISA=NISAという愛称で呼ばれています。
英国ではISA口座が約1,400万口座あり、約23兆円の個人資産が運用されています。
銀行や証券会社で口座を開設する事ができます。
誰でも持てるの?いっぱい口座を持つと得になるの?
日本に住む満20歳以上の人なら、原則誰でもNISA口座が作れます。 ただし、1人1口座だけ。2014年の口座開設から2017年までの4年間は他の金融機関の口座に変更する事はできません。口座開設には住民票が必要です。
いくらまで非課税になるの?
毎年100万円、継続保有は最長5年間で最大500万円までの投資の利益が非課税になります。
非課税の対象は、株式の譲渡益、分配金、配当などです。
図で見るNISA
NISAのポイントは4つ
①非課税の期間 | 投資を開始した年から保持し続けると最長5年間非課税が続く。 新たなNISA口座での投資が可能な期間は2014年~2023年の10年間 |
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②非課税投資枠 | 毎年100万円を 上限に投資した分の利益が非課税になる。 保持するのは最長5年間、最大500万円 |
③非課税の対象 | 上場株式、投資信託、ETF、REIT等の利益 |
④開設できる口座の数 | 1人1口座のみ開設可能です。 2014年~2017年までの4年間は他の金融機関に変更できない。 日本国内にお住まいの20歳以上の方 |
NISAのメリットを活かせる投資法
NISAは年間100万円の投資の利益までが非課税になり、100万円分を超えるとその年の100万円分の枠は戻らず、その後に買った金融商品の利益は課税対象になります。
そのため、最もNISAのメリットを活かせる投資法は長期投資です。
例えば、1年目から毎年100万円ずつ株式を購入して5年間売却せずに持ち続けたとすると、5年目には500万円分の非課税の投資枠を持っていることになります。
投資額の5%の利益が出るとすると5年目の利益は25万円。これがNISA口座でなければ5万円が税金になります。
このようにNISA口座は長期的に持ち続ける方が非課税のメリットを享受しやすいのです。
例えば、株なら経営が安定していて株主優待や配当の率が良い企業を選ぶなど、ご家族で楽しみながら資産を運用してみてはいかがでしょうか。
オススメのネット証券会社
長期投資に向いた金融商品は、安全性が高く変動幅が少なめの商品です。
NISA口座の対象になる商品は現物の上場株式、投資信託、ETF、REITなど多様です。
銀行で口座を開設すると商品が投資信託に限られてしまいます。
証券会社はこれらの幅広い投資対象を選択できますし、証券会社のなかでもネット証券会社は手数料が比較的安いのでオススメです。
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